皆さんこんにちは。
愛知県名古屋市を拠点に、建具や家具の製作から取付けまで一貫して手掛けています有限会社 太建です。
室内ドアの寸法を決めるときに、「どのサイズを選べば生活しやすくなるのか」「開口部が狭くても交換できるのか」と悩むことはありませんか?ドアは毎日使う部分だからこそ、使い勝手や将来のことを考えるほど迷う方も多いでしょう。
しかし、実際には住まいのスペースや用途に合わせてポイントを押さえれば、最適なドアサイズを選ぶことは難しくありません。
この記事では、室内ドアの寸法の考え方から、開口部の測り方、場所別のおすすめサイズ、そして寸法が合わない場合の対処法まで分かりやすく解説します。これからドアの交換を検討している方や、住まいに合ったサイズを知りたい方に向けて丁寧にまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
■ドア寸法の基本

室内ドアの寸法を考える際は、開口部の幅や高さだけでなく、出入りのしやすさや将来的な使い方まで含めて検討することが重要です。住宅では一般的に「標準サイズ」が採用されますが、部屋の用途や廊下のスペース、搬入する家具の大きさによって最適な寸法は変わります。ここでは、開き戸を中心に、室内ドアのドアサイズを決める際に押さえておきたい基本的なポイントを整理します。
・室内ドア寸法の目安
室内ドアの寸法は、メーカーごとの規格差はあるものの、多くの住宅で横幅は幅600mm〜800mm、高さは2000mm前後が標準的な範囲です。横幅が狭いと通行がしにくく、荷物や家具の搬入時に問題が起きやすくなります。逆に広すぎると設置スペースが確保できないケースもあるため、部屋の空間バランスを見ながら選びます。また、身長の高い家族がいる場合や天井高のある家づくりでは、縦の寸法を高めに設定することもあります。
・片開きドアの標準
片開きドアは多くの室内で採用されるタイプで、開閉動作がシンプルな点が特徴です。一般的な標準サイズは幅700mm前後で、住宅の廊下やリビング、寝室など幅広いエリアで使われています。開き戸は開く方向にスペースが必要なため、内側・外側どちらに開くかによって家具配置や動線が変わります。勝手口や洗面所など狭い空間では、開く方向の選択が使い勝手を大きく左右します。
・有効開口幅の考え方
有効開口幅とは、ドア本体を開いたときに実際に通れる幅のことです。枠外寸法より狭くなるため、メジャーで測定する際は注意が必要です。例えば幅700mmのドアでも、有効開口は600mm台になることがあり、大型家具や荷物の搬入が難しくなるケースがあります。車椅子の利用を考慮する場合は、有効開口幅が750mm以上あると安心です。バリアフリーを意識したリフォームでは、この数値が重要な基準となります。
■開口部の測り方

ドアの開口部を正しく測定することは、交換やリフォーム時の寸法トラブルを防ぐために重要です。室内のスペースや既存枠の状態によって必要なドアサイズが変わるため、平面図だけで判断せず実際にメジャーで測定することが欠かせません。ここでは、平面図と現場測定の両方から確認すべきポイントを整理します。
・平面図の寸法確認
平面図には、枠外寸法や壁の厚み、開き方向など、ドア計画に必要な情報が記載されています。まずは、図面上の開口寸法が現場と大きく差がないかを確認します。平面図の数値はセンチメートルやmm表記が混在する場合があるため、読み違えに注意が必要です。また、建築基準法に基づく最低幅が確保されているか、廊下の幅と動線のバランスがとれているかも合わせて確認します。リフォームの場合は、既存の枠や壁厚が図面と異なるケースもあるため、図面だけで判断せず現場で必ず再確認を行います。
・枠まわりの測定手順
現場測定では、開口部の横幅・高さ・枠の内法寸法をメジャーで実測します。特に横幅は上・中・下の3点を測定し、最も狭い部分に合わせて考えることが重要です。高さは床から枠上端までを測り、床材の仕上げによる差や段差の有無にも注意します。枠の内側に歪みがあると、標準的な規格サイズのドア本体が入らないこともあるため、mm単位で確認することが望ましいです。また、有効開口幅を確保するために丁番の位置や開閉スペースも合わせて測ると、後々の施工トラブルを避けられます。
■場所別のおすすめ寸法

ドア寸法は「どの部屋で使うか」によって必要な幅や高さが変わります。室内は家具のレイアウトや動線、家族の移動のしやすさなど要素が多く、目的に合ったサイズを選ぶことで使い勝手が大きく向上します。ここでは、代表的な3つの場所について適した開口部寸法の考え方をまとめます。
・リビングドア寸法
リビングは家族が日常的に出入りする場所であり、通行量が多いため、横幅は700〜800mmの範囲が選ばれることが一般的です。リビングは大型家具の搬入も想定されるため、有効開口幅が狭すぎると問題が生じます。廊下から部屋へ入る動線が直角になるレイアウトでは、少し広めのサイズにすると移動がスムーズになります。また、空間の雰囲気に合わせてデザインガラス入りのドアを選ぶケースもあり、その場合はドア本体の重量や厚みを考慮する必要があります。
・トイレ・洗面の寸法
トイレや洗面所はスペースが限られやすく、通常は幅600mm前後のコンパクトな室内ドアが採用されます。ただし、車椅子の利用や将来のバリアフリー化を考える場合、有効開口幅が650〜700mm以上あると移動がしやすくなります。内側にドアを開くと空間が圧迫されることがあるため、開き戸の勝手(開く方向)や引き戸への変更も併せて検討します。換気設備や天井の高さによっても使い勝手が変わるため、寸法だけでなく設置環境も注意が必要です。
・家具・家電が通る幅
冷蔵庫・洗濯機などの大型家電やソファなどの家具を搬入する際は、ドアの有効開口幅が確保されているかが重要になります。一般的に、幅750mm以上あれば多くの製品が通過できますが、大型タイプの場合は800mm以上必要となることがあります。搬入は玄関だけでなく廊下や室内ドアを通過するため、家づくりやリフォーム時にはドアを一つ大きめにしておくと安心です。枠外寸法と有効開口寸法の違いを理解し、実際にどれだけのスペースが確保されるかを事前に確認しておくとトラブルを防げます。
■寸法が合わない時の対処

既存のドアを交換するときやリフォームで新しいドアを設置する際、開口部の寸法が希望の製品と合わないケースは少なくありません。室内のスペースや枠の状態、家電や家具の搬入条件など、建具まわりには多くの要素が絡むためです。ここでは、寸法が合わなかった場合に検討できる具体的な方法を整理します。
・開口調整の方法
開口部が狭い場合は、壁や枠の調整によって開口幅を広げる方法があります。リフォームでは「カバー工法」が採用されることが多く、既存枠に新しい枠を被せて施工するため、工期を短縮しつつ仕上がりを整えることができます。ただし、カバー工法は開口が若干狭くなる傾向があるため、寸法がギリギリの場合は注意が必要です。開口を広げる工事を行う場合は、壁の内部構造や配線の位置を必ず確認し、安全に施工できる範囲を把握することが重要です。また、床の高さや天井の梁によっては調整できる寸法が限られるため、事前の測定が欠かせません。
・特注製作のメリット
既製品では寸法が合わない場合、特注でドア本体や枠を製作する方法があります。特注製作では、mm単位で寸法を調整でき、開口部にぴったり収まるサイズのドアを用意できるため、スペースの有効活用につながります。リフォームで既存枠を残したい場合や、設置場所が特殊な寸法になっている住宅では、特注の方が施工がスムーズに進むことが多く、開閉の不具合も起こりにくくなります。デザインや材料も自由に選択できるため、空間の雰囲気やライフスタイルに合わせた建具づくりが可能です。メーカー規格の範囲に収まらない場合や、バリアフリーに対応した幅を確保したいケースでも特注は有効な選択肢となります。
■まとめ

ドア寸法は日常の使い勝手に直結するため、横幅・高さ・有効開口幅をバランスよく確認することが重要です。まず平面図で開口部の寸法や開き方向を確認し、現場での実測によって誤差や枠のゆがみがないかをチェックします。トイレや洗面などのコンパクトな空間は標準寸法が使われることが多い一方、バリアフリーを意識する場合は有効開口幅を広めにしておくと移動がしやすくなります。
リフォームでは、既存の開口部がメーカー規格と合わないこともあり、カバー工法や特注製作が有効です。特注ならmm単位で調整でき、空間に合ったドアを製作できるため、開閉のストレスを減らせます。家族の動線や家具の搬入なども考慮しながらドアサイズを検討することで、住宅全体の使いやすさが向上します。
■ドア寸法のご相談は「太建」へお任せください!

有限会社 太建は、愛知県名古屋市を拠点に、室内ドアや玄関ドアなど建具全般の製作・交換・リフォームまで一貫して対応しています。開口部の寸法が合わない、既製品では収まらない、生活動線に合ったサイズがわからないなど、建具に関する悩みは住宅によってさまざまです。
当社では、経験豊富な職人が現場の寸法確認からドア本体の設計・製作まで丁寧に対応し、暮らしに合った最適なサイズとデザインをご提案します。mm単位の特注製作にも対応しており、狭いスペースや変形した開口部でも、快適に開閉できる建具をお届けできます。また、バリアフリーを考慮した有効開口幅の確保や、リフォームでの動線改善など、将来を見据えたプランニングも可能です。
「どのサイズを選べばいいのか」「今の開口部で取り付けできるか不安」などの疑問も、プロの視点からわかりやすくご案内します。部分的な交換から住まい全体の建具リフォームまで、まずはお気軽にお問い合わせください。
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