皆さんこんにちは。
愛知県名古屋市を拠点に、東海三県を中心に建具や家具の製作から取付けまで一貫して手掛けています有限会社 太建です。
注文住宅や店舗の内装工事を計画する中で、「造作カウンターの高さや奥行きは何センチが正解なのか」「設置してから使いにくいと後悔したくない」など、不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
一度施工すると移動や撤去が難しい造作家具だからこそ、住宅でも店舗でも絶対に失敗したくないと思うのは当然のことです。
実は、造作カウンターで後悔する原因の多くは、「寸法」と「用途」のミスマッチにあり、事前に設計のポイントを押さえることで失敗を未然に防ぐことが可能です。
そこで今回は、造作カウンターでよくある失敗事例から、後悔しないための具体的な設計ルール、そしておしゃれで機能的な成功実例までをプロの視点でご紹介していきます。
理想のマイホームを作りたい方はもちろん、カフェやサロンなどの店舗づくりを検討されている方も、ぜひ参考にしてみてください。
■造作カウンターで後悔する原因

注文住宅やリノベーション、飲食店等で人気の造作カウンターですが、設置後に「使いにくい」「邪魔になった」と後悔するケースも少なくありません。既製品の家具とは違い、一度施工すると簡単に移動や撤去ができないため、事前の計画が非常に重要です。ここでは、よくある失敗の原因を具体的に解説します。
・高さと奥行きが合わない
最も多い失敗は、カウンターの「高さ」と「奥行き」のサイズミスです。例えば、ダイニングテーブルと同じ高さ(約70cm)にするか、キッチンの手元が隠れる高さ(約110cm)にするかで、合わせる椅子の種類や使い心地が大きく変わります。
また、パソコン作業や子供の勉強スペースとして活用する場合、奥行きが浅すぎるとノートやPCを広げられず、結局使わなくなってしまいます。用途に合わせて、cm単位で慎重に設計することが必要です。
・使い道が曖昧で物置に
「おしゃれだから」「とりあえず便利そうだから」という曖昧な理由でリビングやダイニングの一角に設置すると、ただの「物置」になってしまうことがあります。具体的な使い道をイメージせずに作ると、生活動線から外れて使いづらかったり、帰宅後に郵便物やカバンを置くだけの場所になりがちです。
誰が、いつ、何のために使うのか、ライフスタイルに合わせた明確な目的を持ってプランニングしましょう。
・コンセント位置の失敗
カウンター周りのコンセント計画も、見落としがちな後悔ポイントです。スマホの充電やパソコン、スタンドライト、あるいはキッチン家電を使う際、コンセントの数が不足していたり、位置が悪かったりすると非常に不便です。
例えば、カウンターの上で作業したいのに足元にしか差し込み口がないと、コードが天板の上を横切って邪魔になります。事前に置く家電や使い方をリストアップし、天板の上や側面など、最適な位置に配置することが大切です。
■失敗しないための設計ルール

造作カウンターで後悔しないためには、単なる見た目の好みだけでなく、将来のメンテナンスや使い勝手を考慮した設計ルールが必要です。一度施工すると簡単に取り替えがきかないからこそ、プロの視点を取り入れて、長く快適に使える工夫を施しましょう。ここでは、失敗を未然に防ぐための具体的なポイントを解説します。
・汚れに強い素材選び
キッチンやダイニング周りで使うカウンターは、油汚れや水はね、食器による傷がつきやすい場所です。無垢(むく)材の質感は魅力的ですが、そのままではシミになりやすいため、ウレタン塗装などのコーティングを施すか、傷や熱に強いメラミン化粧板を選ぶのがおすすめです。
また、洗面台のカウンターにタイルを使用する場合は、目地に汚れが溜まりやすいため、掃除の手間を考慮して目地材を選びましょう。
・取り外しできる設計に
将来のライフスタイルの変化を見据えて、あえて「完全固定」しない方法もあります。例えば、子供が巣立った後に書斎として使わなくなる可能性があるなら、壁に強力に固定するのではなく、家具として製作して後からビスで固定する「半固定」の造作家具にするのも一つの手です。
これなら、リフォームや模様替えの際に比較的簡単に撤去や移動ができ、柔軟に対応できます。
・収納もセットで計画
カウンター下がデッドスペースになり、結局ごちゃごちゃした物置き場になってしまう失敗はよくあります。これを防ぐには、当初からカウンター下に収納棚や引き出しをセットで計画することが重要です。
オープンな棚にする場合はカゴを使って隠す収納にしたり、扉付きのキャビネットを組み込んでスッキリ見せるなど、収納量と何をしまうかを具体的にイメージして設計しましょう。
■おしゃれで便利な成功実例
後悔や失敗談だけでなく、実際に造作カウンターを取り入れて理想の空間を実現した成功事例もあります。ここでは、太建が実際に手掛けた店舗や施設の事例をもとに、ご自宅やオフィスでも応用できる「プロのアイデア」を紹介します。
・空間全体を統一する「トータルコーディネート」

参照:施工事例「名古屋市 北区 ラウンジ」より
名古屋市北区のラウンジでの事例です。ここではカウンターだけでなく、収納棚、洗面台の家具、さらには入り口のドア(建具)まで、すべての素材や色味を統一して製作しました。
既製品の家具をバラバラに置くのではなく、空間全体のトーンを合わせることで、まるで高級ホテルのような洗練された雰囲気を演出できます。ご自宅のリビングでも、ドアとテレビボード、カウンターを同じ木目で揃えるだけで、グッとおしゃれな空間に生まれ変わります。
・既存のインテリアに馴染む「一点物のカウンター」

参照:施工事例「名古屋市 ホテル ラウンジ」より
名古屋市中区のホテルラウンジでの事例です。古くなったカウンターを、既存の空間の雰囲気を壊さないように新規製作して交換しました。
既製品では「サイズが合わない」「デザインが浮いてしまう」といった悩みも、完全オーダーメイドなら解決できます。幅の広い大きなカウンターや、特殊な形状が必要な場合でも、ミリ単位で調整して「最初からそこにあったかのような」自然な仕上がりを実現します。



コンセントの位置にもこだわり、何度も打ち合わせを重ねながら、実際の使いやすさを考えて最適な場所に設置しました。
・機能美を追求した「専用ワークカウンター」

参照:施工事例「名古屋市名東区 スポーツジム」より
名古屋市名東区のスポーツジムでの事例です。スタッフや会員様が使いやすい高さ・奥行きで設計された、シンプルで丈夫なカウンターです。
毎日使う場所だからこそ、装飾よりも「使い勝手」と「耐久性」を重視。ご自宅の書斎や家事コーナーを作る際も、PC作業やアイロンがけなど、具体的な用途に合わせて設計することで、長く愛用できる実用的なスペースになります。
■後付けやDIYは要注意

「予算を抑えるために、入居後にDIYでカウンターを取り付ければいい」と考える方もいるかもしれません。しかし、建築時に計画してプロが施工する造作カウンターと、後付けやDIYには、強度や仕上がりに決定的な違いがあります。安易な後付けは、かえって後悔の原因になることもあるため、そのリスクを正しく理解しておく必要があります。
素人がホームセンターで木材を買ってきて取り付ける場合、最も問題になるのが「強度」と「見た目」です。壁の中にしっかりとした下地(補強)がない場所に金具を固定しても、重さに耐えきれずグラグラしたり、最悪の場合は壁が破損して落下する危険があります。
また、床や建具(ドア)と木目の色味を完璧に合わせるのが難しく、部屋全体の中でそこだけ浮いて見えてしまったり、壁との間に微妙な隙間ができて掃除が大変になるといったデメリットも発生しがちです。
一方、家具や建具の専門業者が製作・施工する場合、見た目の美しさはもちろん、安全性と耐久性が段違いです。重い家電や本を置いてもびくともしない頑丈な固定方法や、水拭きしてもシミになりにくいプロ仕様の塗装仕上げなど、長く快適に使い続けるための技術が詰まっています。
地震の際も家具が転倒するリスクが極めて低く、万が一のメンテナンスも依頼できるため、長い目で見ればコストパフォーマンスの高い、安心できる選択と言えます。
■造作カウンター・建具製作なら「太建」にご相談ください!

有限会社太建は、名古屋市千種区を拠点に40年以上、オーダーメイドの建具と家具の製作・施工を行ってきました。東海三県(愛知・岐阜・三重)を中心に、お客様の「理想の暮らし」を形にするお手伝いをしています。
造作カウンターは一度設置するとやり直しが難しいため、経験豊富な私たち専門家が、高さや奥行き、素材選びまで親身になってアドバイスいたします。
当社の強みは、建具(ドア)と家具をトータルでコーディネートできる技術力です。「部屋の雰囲気に合わせて木目を統一したい」「水に強い塗装で仕上げてほしい」「配線が隠れるようにコンセントを配置したい」といった細かなご要望も、自社工場を持つ太建なら自由自在です。既製品では叶わない、ミリ単位の調整と使い勝手を追求した「世界に一つだけのカウンター」をご提供します。
「まだ具体的なイメージが湧いていない」「まずは予算を知りたい」という場合でも構いません。現地調査やお見積もりは無料で承っております。お部屋の間取りやライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案しますので、お電話またはメールフォームよりお気軽にお問い合わせください。
あなたの生活をより快適で豊かにする空間づくりを、太建の職人が全力でサポートいたします。
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